抜群の知力の持ち主でイスラエル王国の最盛を築いた王。
詩人としても名高く、聖書の詩編にもソロモンの作といわれる多くの詩が残っている。
ユダヤ史上最高の賢者とされている。彼は数々の魔法を使い、白魔術だけでなく黒魔術を用いて悪魔の召喚も自由自在に行った。
彼の凄いところは、呼び出した悪魔に黒魔術師が通常行うように願いや願望を頼むのではなく、完全に自分に従わせ悪魔達を使役したのである。
彼が悪魔達を支配する方法を書いた書物が有名な『ソロモンの鍵』といわれる本である。
その他にあらゆる精霊の召喚、72の悪魔の召喚、四大精霊を呼び出す法、各種の天使を呼び出す法などを書いた『ソロモンの小さな鍵(レメゲトン:Lemegeton)』がある。
両方とも現在はその写本(あるいは写本の写本)しか現存しない。 |