ヘルメス文書とは、著者にヘルメス・トリスメギストス(三重に偉大なヘルメスの意)とある事からそう呼ばれています。
同時にヘルメスが記した言葉を刻んだエメラルド製のタブレットがあり、それらの中には世界の誕生や万物の生成の秘密が書かれているといわれます。
※ヘルメス・トリスメギストス:
はピラミッドの建造者である、という説もありますが、別の説では彼は叡智の神で文書やタブレットはマリア・プロフェティサという魔術師に託されたものだという説もあります。 また、別の説では彼はエジプトの王の一人であったともいわれています。
又、彼は錬金術師であったともいわれていて、各時代の錬金術師(錬金術の歴史は長く数百年に及びます。)はこの文書の研究、中でも12世紀ごろに発見されたエメラルド・タブレットには12の錬金術の奥義が記されているとし、この短文を知らない錬金術師はいないとまで言われています。
ちなみに万有引力の発見者として有名なアイザック・ニュートンは錬金術師ではなかったものの晩年は錬金術研究者(錬金術を学問として探求したようです。)として、このエメラルド・タブレットの文章を英訳し、現在もケンブリッジ大キングスカレッジ図書館に所蔵されています。
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