アレイスター・クロウリー
Aleister Crowley

1875〜1947

イギリス、レミントン生まれ。
厳格なキリスト教の教育を受けて育つが反発し、魔術やオカルトを学びはじめる。
ケンブリッジ大学を卒業まじかに有名な魔術結社『黄金の夜明け団(Hermetic Order of Golden Dawn)』に入団。基礎的な魔術知識を修得。その後、団を離脱、さらなる秘術を求めて世界中を旅する。
1904年、旅の途中で結婚した妻ローズに憑依した守護天使エイワスの力を借りて有名な魔術書『法の書』を執筆。
1907年、魔術結社『A∴A∴』をロンドンに設立。
性魔術への傾倒を深めてドイツの性魔術結社『O・T・O』と関係を深めて英国支部を設立。
米国に一時滞在した後、1920年にイタリアのシチリア島にテレマ僧院を設立するが、その後イタリア政府から追放される。
自らを『666の獣』と称していた彼は、祖国イギリスからも帰国を拒否され、祖国に戻れたのは1937年であった。
彼を黒魔術師であるとか、悪の権化のように考えている人も多いが、彼は人類をさらに霊的に進化させようとして、あらゆる手段を用いたので、多くの誤解を招いた。
もうひとつ、彼がマスコミから攻撃された大きな理由は、キリスト教圏ではタブーの独自のキリスト教解釈にある。
どんなに批難を受けても、彼は死ぬまで独自の進む道を変えようとはしなかった。