ヘルメス・トリスメギストス
Hermes Trismegistos

生没年不詳

「偉大なる神官」「偉大なる哲学者」「偉大なる王」という「三重に偉大なるヘルメス」という意味の言葉。
ヘルメスとはギリシャ12神の1柱。また、エジプトの叡智の神の名でもある。別名として、マーキュリー、メルクリウス、トート、ジェフーティなどとも呼ばれる。
この人物が実在したのか、どうかは今はまだわからないが、世界中の魔術師に影響を与えたヘルメス文書は、確かに現在も存在し、その著者としてこのヘルメス・トリスメギストスの名がある以上、もっとも多くの魔術師に影響を与えた人物といえるだろう。
一説によると、ヘルメス神が地上でマリア・プロフェティサ(女予言者マリア)かモーゼの姉ミリアムに授けた石碑がヘルメス文書となったたともいわれている。
いずれにせよ、世界中の魔術師に影響を与えた人物であることは間違いがないようだ。